トルコ語 基本ルール

目次

母音調和

トルコ語には母音調和がある。接辞内の i/ı/ü/u は、直前の母音の円唇性(円唇 vs 非円唇)と舌の前後位置(前舌 vs 後舌)に同化するように交替する。

このサイトでは、接辞内の i/ı/ü/u をまとめて “I” と書くことにする。

fil + -(y)I → fili

göz + -(y)I → gözü

kadın + -(y)I → kadını

kuş + -(y)I → kuşu

また、接辞内の e/a は、舌の前後位置に同化するように交替する(円唇性には影響されない、つまり ö/o にはならない)。

このサイトでは、接辞内の e/a をまとめて “A” と書くことにする。

fil + -(y)A → file

göz + -(y)A → göze (❌ gözö)

kadın + -(y)A → kadına

kuş + -(y)A → kuşa (❌ kuşo)

可能・推量接辞 -(y)Abil- のiや継続形接辞 -Iyor のoなど、同化しない母音もある。

iç- + -Iyor → içiyor (❌ içiyör)

otur- + -(y)Abil- + -Vr → oturabilir (❌ oturabılır)

括弧付きの接辞について

接辞の中には、中に子音か母音が入った括弧が付いたものがある。括弧の中の子音は、直前の語幹・接辞が母音で終わる場合に追加で付き、そうでない場合は無視される。

kedi + -(y)I → kediyi

fil + -(y)I → fili

また、括弧の中の母音は、直前の語幹・接辞が子音で終わる場合に追加で付き、そうでない場合は無視される。

tuz + -(I)m → tuzum

çorba + -(I)m → çorbam

母音の脱落

母音で終わる語幹・接辞に、子音入り括弧がない母音で始まる接辞が後続する場合、前の母音が脱落する。

dinle- + -Iyor → dinliyor

otur- + -(y)AmA- + -Iyor → oturamıyor

無声化・有声化

無声子音に有声子音で始まる接辞が後続する際、子音が無声化する。具体的には以下のように変化する。

  • d → t
  • c → ç

kes- + -dI → kesti

iş + -cI → işçi

また、語幹・接辞の末子音に母音で始まる接辞が後続すると、有声化することがある。具体的には以下のように変化する。

  • p → b
  • t → d
  • ç → c
  • k → ğ, (nの後で) g

ekmek + -(y)I → ekmeği

git- + -Iyor → gidiyor

しないこともあるので、都度覚える。

süt + -(y)I → sütü (❌ südü)

at- + -Iyor → atıyor (❌ adıyor)